アルツハイマー症
今日も蒸し暑い。愛子さんは毎週木曜日と日曜日はディサービスの休日。愛子さんは10月に88歳になるのだが、歳相応に、アルツハイマー症がこのところ、進んでいるようだ。毎日何度も「今日は何曜日?」「何月何日?」を家族に訊いてくる。孫の結婚式が徳島で10月上旬に決まって、招待状が来ているのだが、毎日、『明日徳島に行くの?』、『誰の結婚式?』などと、何度も訊いてくる。脳が萎縮して考える力や記憶理解する力が衰えているので仕方が無いのだが、一方、ぞんざいに扱われると落ち込むので、毎回きちんと丁寧に答えてあげなくてはならない。感情の起伏も激しくなってきているようなので、より周りの人間の神経の細やかさが必要とされている。薬も飲んではいるのだが、進行速度を緩めるのが精一杯で、治癒することはできないそうだ。
[tip]●認知症の症状
○体験した事自体を忘れてしまう。
○物忘れをした自覚すらない。
○徐々に進行すると、排泄・入浴・着替え等の日常生活も困難になる。
○理解力や思考能力が低下する。
●認知症の方への接し方
認知症の方は大きな赤ちゃんといわれる。
手間は赤ちゃん以上にかかるんだけど、実際には大人ですから。
理解力もある程度はありますし、それまで生きてきた「プライド」
というのもあります。
認知症の方の症状や行動には、いくつかパターンがあります。
大きく分けると、
「事実の誤り(現実の取り違え)」と「失敗行動」。
「事実の誤り」に対するの基本方針は
1)、否定しない事(逆らわない事)。
2)、話題・場面を変えて、関心をそらす事。
「失敗行動」に対するの基本方針は
1)、叱らない
2)、原因や状況を判断する
3)、失敗を未然に防ぐ方法を考える
[/tip]
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