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南京大虐殺

 今日は節分、明日からは大寒も終わって立春となる。しかし、ここ2,3日は風が終日つよく吹きすさび、テニスコートでのプレーはサーブ、ロブ、など期待したコースと球速が出ずに大荒れ。
 昨日から読み続けている辺見庸氏の本が面白い。骨のある格調高い文章で久しぶりにしっかり熟読した。昨夜から読んでいる長編評論「1★9★3★7」は、昭和12年に起こった盧溝橋事件から発した日中戦争で年末に日本軍が南京で起こした大虐殺を全編381頁にわたって評論解説したものである。つい先日APAHOTELで客室に否定本が置かれている件でニュースにもなったが、多くの人が大虐殺は行われているのは事実だと証言している。戦争という名のもとに、集団心理(赤信号皆で渡れば怖くない)で心の奥底にある残虐な心理がどのような背景でどのように発現・実行されたかを彼なりに推論をしている大作だった。
 見逃した名文・名解説があったようなので(来週5~9日は蔵書点検特別整理期間で返却が19日まで長期間借りられる)、期間をおいて、もう一度読んでみたく思っている。評論や哲学書は難しい文字の羅列が続き読みにくいが辺見氏の書き方は時にはひらがな交じりでわかりやすく理解しやすく面白かった。

コメント/トラックバック (3件)

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  1. 我らの前では極めて極めて寡黙だった父が戦争にてシンガポール上陸時のこと・終戦後の中国で捕虜として過ごした時のこと・上等兵に制裁拳にて鼓膜を破られる等の理不尽な制裁を受け, 性格がひねくれてしまったこと等を機嫌のよい時, 酒飲みつつ話してくれた。 中国戦を正しく認識できているか私達は考えねばならない。辺見さんの本を読んでみることにします。思うにアジアの歴史のなかで西洋社会を敵に回しこれほど堂々と戦った我が国の意地は, その後の西洋人のアジア観を変えさせた。そしてアジア人にやれるのではとのきっかけ・自信を与えた意味での意義は認めたい。ただ中国戦については結果がついてこなかった・・運のなさ・限度というものか。日本・中国の目覚めが遅すぎた。

  2. 南風さんの御尊父が戦場で経験されたようないろいろなことが、辺見さんの「1★9★3★7」に印象深く書いてありました。彼の父も南京におられたことで、書きたいと思われたようですね。この本は読んでいただくと、あの当時の人心の事情が垣間見えます。

  3. この本を読んでもっと現代史を学んでおけばよかった・・・私みたいなオポチミストは嫌な事実に目を背ける傾向にあります。しかし中国と朝鮮がいまだにあの戦争でのことを許していない理由はわかります・・・が、もう許してくれてもいいじゃない・・という思いもあります。特に慰安婦問題についてはその思いがあります。いつまでたっても仲良くできません。