さるまたけ
過去一番長い入院生活であったが、丁度1週間後の21日お昼前には満願退所の日となった。
今日はツレアイと奄美大島2泊3日の旅程や運賃について、はなしあった。我が最寄駅から成田空港第二ビルまでは22分で到着する。バニラ航空は初めて利用するLCAだが全日空の系統なようである。
だいたい海外旅行に出るときは、海外の航空会社か日本航空に乗るのだが、10年ほど前に全日空の国際便に乗ったことがある。その時の話。
機内はガラガラで多分、乗客は搭乗数満席の1/5程度だと思う。離陸前のアナウンスでも、「実際にご搭乗になった方々のお席を運転席で把握し、飛行機のバランスを既に調整いたしました」というようなことを言ってた。これは座席が空いてても勝手にかわると飛行機が不安定になるのでご遠慮願いたいという恐ろしい意味に違いない。そのようなニュアンスの言葉が何回か続いたように思う。
食後、トイレに行ったとき、後席トイレの傍にいたスチュワーデスよりこんなことを聞かれた。「男性の下着と思われるものがトイレに放置されてたのですがこれは何と言うのですか?」。もちろん、彼女は日本人女性である。dachs飼主は、履かないので良く知らないが親爺が昔このことを「パッチ」または「甲股(さるまた)」と言ってたのを思い出した。松本零二の漫画で「さるまたけ」という不潔な押入れに生える茸もあったこともついでに頭に浮かんだ。
ほかに、「ズボン下」という言葉があったのを思いだし、「ズボン下と言うのではないでしょうか」と答えておいた。感謝されたが、5分程して「最後部トイレに男性用下着ズボン下を忘れた方・・・・」と彼女がアナウンスしていた。それでも持ち主が現れなかったようで、その後暫くしてから、そのスチュワーデスが問題の「男性用下着」を両手に拡げて「この下着にこころあたりある方」などと通路をゆっくり歩いて聞いて廻っていた。
その場で聞いていたツレアイ曰く「あんな風に女性が男性下着を広げて堂々と歩かれたら、いくら返して欲しくても私ですなどと言えないよ」と同情気味に呟いていた。その通りだ。
変ですね。そんな下着をトイレに忘れるのって。私達は中学生位まで下着を「さるまた」と呼んでました。またブボンとの間に着けるものを「バッチ」と呼んでいたような気がする。私は50歳の頃からかそれを着けるようになった。「ズボン下」と呼んでいる。夏用冬用合様の3種に分けられる。以前は木綿製であった。私はその歳頃から寒がりというか体温の上下が激しく皮膚感覚が敏感過ぎるようになった。また夜勤もあったこともその理由か。
我が郷土関西では、らくだのパンツをさるまた、冬用のメリヤス長ズボン下をパッチ、ズボン下は夏用のステテコと言っていたと思います。
dachs飼主は痩せ我慢かもしれませんが、パッチはもちろん、昼間のテニスでも半袖半ズボンで頑張ってます。但し、ゲーム待ちの際はベンチコートを着て寒さをしのいでます。それでも馬鹿なのか、風邪はここ10年以上ひいてはいない気がします。