五観の偈
日曜恒例の朝8時テニスレッスンで頑張ってきた後、その後のスケジュールが詰まっているので自宅でショートシャワータイムで汗を流し、駅前で坐禅仲間2人と合流して、東祥寺さんに10:30に到着。本堂で般若心経などを読経した後、坐禅を1時間組んで心を落ち着けた。その後お寺さんより精進料理を振る舞って戴いた。麦飯に野菜の煮物、お新香、えのきと春菊のお浸し、御御御付けがでた。食べる前に「五観の偈」(食事に対する五つの見方・考え方を示したもの 一つ一つのお唱えに想いを巡らせて、食事を戴く)を唱えた。御御御付けには調味料は全く使われておらず、椎茸のアサツキを細かく切り刻んであじつけをしたとのことであったが、とってもおいしかった。魚や肉の入らない料理も季節の香りが十分味わえ、味と調理への努力に感動できた。
[note]五観の偈
- 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
- この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。
- 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
- 自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
- 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
- 心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪など三つの過ちを持たないことを誓います。
- 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
- 食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
- 為成道業 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
- 今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。
[/note]
コメント/トラックバック
トラックバック用URL:
この投稿のコメント・トラックバックRSS
コメントする