エアーズロック
朝5時のモーニングコールで目覚め、1時間で洗面・着替・ツアー準備を整え、さぁ出発。フロントで「Breakfast Prease」と頼んで、握り飯2個りんご味噌汁飲み物などをリュックに詰めたのを頂いて、暗いうちにバスに乗車。リュックはエアーズロックに行った記念になるなかなかしっかりした物をいただいた。但しこれで朝食代が36ドルになってしまう。今はまだ良いが、これから123月の夏シーズンになってくると朝2時半モーニングコール、3時半バス出発になるガイドさんにとって地獄のツアーが連日開催されるらしい。早速今朝は7:03と予定される日の出時間に間に合うように陽の出会場に向う。陽の出会場では椅子に腰をかけて、ホテルで用意してきたお弁当とツアー側の用意しているコーヒーやクッキーなどを飲み食いしながら徐々に明るくなっていくエアーズロックを眺める。早朝なのでとても寒い。早々に切り上げて、登山口に向う。
登山口からはかなり険しい赤岩の断崖であり、途中から鎖の柵があるので、それに沿って登るが高所恐怖症の人には相当恐怖感が募る。写真の見えるところまで登ってやっと1/3の距離なので登る前に相当プレッシャーがのしかかる。ガイドさんに指示されたように鎖の手前でイボイボ付きの軍手を履き、カメラは衝撃や落下防止のためリュックに入れなおし、汗をかきながら、腹ばいしながらしゃにむに進む。風はここちよいが、汗を多量にかくので、ペットボトルにすぐ手がまわる。空の青とエアーズロックの赤色が映えて本当に美しい。頂上で軽く一服して帰ってくるまでに約2時間くらい。行きは必死でそうは思わなかったが、帰りは鎖の位置が低すぎるので、腰が痛くなるほど下を向いて降りざるを得ない。膝に相当重みがかかっているので明日の起床時は歩行の困難が予想される。
これが山ではなく、一枚岩で出来ているとは到底思えない神秘的な巨大な岩である。頂上は流石に風が強い。昨日は雨で登山口が閉鎖され、明日は風が強くて登山口が閉鎖されたので、今日登れたのはほんとうにラッキーだった。周囲は9キロを越える。登山口の裏側は美しい景色の岩肌がたくさん見えたが、原住民(アボリジニ)の方々の聖地であり、写真撮影は禁止されている。登山記念者証明書をツアー会社からありがたく頂戴して、11時頃にホテル着。
お昼ごはんはファーストフード店で数点飲食物を買ってきてホテルで食べた。今日は朝から登山などでハードワークだったので、午後はゆっくりしている。日記が今(午後3時半)書き終えそうなので、シャワーを浴びて一眠りする。
登山後に旅行ガイドさんから登山証明書をいただけた。 夜は少し贅沢なBBQのお店でカンガルーなど変わった肉を味わいたい。海外旅行記には毎回「メシがまずい、おかずがまずい、量が多い・・・・食事は日本が一番」と毎回のように書いてるが、味に期待せず、変わったものを食べたいという気持ちで外国の食事を楽しめればこれもまたひとつの旅の楽しみになるかもしれない。(昼寝に入ります)
午後3時過ぎに起き出してエアーズロックリゾート内のPioneerホテル売店やショッピングセンターに立ち寄って「ネクタイ」「Tシャツ」「ポストカード」「明朝の食事」などを調達してくる。途中郵便局で義母愛子さんに「今日エアーズロックに登りました。感動でした」と絵葉書を郵送。その後の夕食はPIONEERホテル内のバーベキュー会場で、カンガルーの肉、エミューのソーセージなど珍しい食べ物を焼肉でいただいた。会場では昔懐かしいギターとソングバンドが常時実演してくれ楽しかった。リゾート内は無料バスが少し待つと来てくれるので大変便利で遅くまでショッピングと食事に出歩ける。ただし、この区域内にはホテルと売店しかなく、エアーズロックや近隣のカジュカタ渓谷などどちらを向いても大きな公園内で、全く買い物をするところがない。登山口にもミネラル水や土産もの屋くらいはあるだろうと思っていたが全く無いので拍子抜けした。ホテルとショッピングセンターのあるエアーズロックリゾートエリアだけが飲食買物宿泊できる唯一のエリアでほかには褐色の大地と総延長何千キロにも及ぶ国道のみ。明日は400キロ近くこの国道を車で走って、キングスキャニオン渓谷に向かう。
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