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移植医たち

 朝から暖かい。遅かった春がやっときたようだ。高齢者のたわごとかと思われるが、この頃の季節は春秋は一瞬で、夏と冬が長期間続くように思って仕方がない。待ち遠しい桜も3月中に殆ど咲き終わってしまうのだろうか。

女流坂が書いた面白い渾身作

 外は暖かいが、今日はリビングで終日借りて来た小説をまるまる1冊読んだ。読んだ本は谷村志保さんの『移植医たち』
 1985年、当時は「人体実験」とさえ呼ばれた臓器移植。最先端の医術を学ぶために渡米した三人の日本人医師を待ち受けていたのは、努力も夢も報われないシビアな命の現場だった。苦悩し、葛藤しながらも、やがて日本初の移植専門外来を設立する彼らを支えた想い。命と向き合い、不可能に挑戦し続ける医師たちの話で途中で読み終われなかった。こういう感動モノは昼ご飯の声がかかっても、なかなか途中でほかの作業に移れない。

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