舟を編む
テレビで見ていて気になったことがある。若手の女優が「おざなり」という言葉を使っていることにふと疑問を感じ、ツレアイに聞いたのだが別におかしいことは無いという。 子供の頃は「ほったらかしにする いい加減にする」意味では『なおざり』という言葉しかなく、言葉が変化して行ったせいではないかと思ったのだが妻はそうではなく普通にあったことばらしい。「新しい」という言葉は昔「あらたしい」と言ってたが言いにくいので「あたらしい」となったということをツレアイにも主張したのだが「辞書で調べてみたら」という言葉で話は終わってしまった。確かに辞書をひくと2つの言葉はあり、間違いでないということはわかったがなぜか釈然としない。近頃、正しい日本語関連のクイズ番組が目立つが、若い人を中心に言葉が独り歩きし、標準語になりつつあるものもあるらしい。今読んでいる三浦しおん著『舟を編む』も辞書作成と改訂についての話だが、興味深い話も要所に書いてあり面白い。
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