2009年8月29日土曜日 AM8時42分投稿 伝言板
1昨日から浅見光彦の推理小説を離れ、柴田よしきの「水底の森」という小説を読んでいる。この女性作家の書いた本は好きでときどき読んでいる。その中で「駅の伝言板」が出てくる。いまは猫も杓子も携帯電話の世の中で、そんな文明の利器がありえない時期のdachs飼主の青春時代はガールフレンドを含む友人との待ち合わせに時間を指定して駅を使うことが多かった。携帯は遅れた人が電話して「お詫びコール」を入れるのだが、伝言板は先に待っている人が「待ちくたびれたので一旦戻る」「先に###に行っている」など簡単なメッセージを書いておくものだ。緑の板に白墨で2,3行しか書けず、また6時間を過ぎると駅員が来て次に使う人のために消してゆく。携帯に比べると不便だが相手を思いやる気持ちの尺度として、今よりも人情を感じるシステムだったと思う。
