2006年6月18日日曜日
PM6時06分投稿 団塊の世代達
朝からあめ。1時半から東祥寺さんの坐禅会に出席。参加者は高齢の方でもともとこの地に生まれ育った方が多い。
坐禅が終わってからそのうちのお一人より「最近の若い人(この方にとって若い人とは50台や60台を指す)は寺社へのお参りや先祖に対する思い入れが無い」というような話をされた。確かに戦後っ子はサラリーマンになる人が多く、自然と都会へ引越し生活をする人が多いので、地元や墓・寺への愛着が少ない。まして戦後は自由主義がはびこり、子供の人権や、政治宗教の自由が曲がって解釈され、親元を離れると宗教への興味は薄くなる一方。しかし、そういう団塊の世代と呼ばれた戦後っ子も今やサラリ-マンリタイアの頃。ここ5,6年ほどで仕事をしない人が増えてくる。かたや出生率の低下で人口も漸減し、団塊の世代が家にゴロゴロしだしてくる筈。実際わがニュータウンでもあと10年ほどすると年寄りで一杯の町になる危険性がある。Dachs飼主を含む団塊の世代はこれから、地場のかたがたが過去培ってきた宗教や農作業に興味を示すだろうと思う。歳を重ねると時間は十分だが、そうそうお金や体力には心もとなくなるので、宗教で心の癒し、貸し農園などの農作業でストレスを発散したいと思うはず。お話を頂戴した冒頭の方にDachs飼主はこう話した。「農作業の忙しい時は近所の団塊世代に声をかければ無償でもぜひ手伝わせて欲しいという人がたくさん居るはずなので安心してください」。お寺も敷居が高いと思っているだけで、ちょっとした声かけで、坐禅や講話などを通じて気軽にお寺や先祖、その他地元のコミュニティの一員として喜んで参加してくれるだろうと思う。
坐禅会、今後の予定は7/16(日)、8/6(日)の各午後1:30からとなっており、それに8/21(月)は講話会がある。