婆さんにスキンシップ
3日後に退院が迫ってきたので、ぼちぼち荷物の整理にかかりだした。衣類は下着と替え上着1着くらいしか持ってきていないので、たいそうではない。下着は替えをパンツと靴下を3セットづつ持ってきているので、22日月曜夜に洗濯機と乾燥機にかければ、汚れ物をバッグに入れて持って帰らずに済ませる。パソコンはノートパソコン1台のみ、ラジオも後日送ってもらった軽い携帯ラジオだけなのでカサにはならぬ。それよりも、病棟に設置してある書籍やビデオをできるだけたくさん読んでいるほうが大事と思う。昨夜、柴田トヨさんという今年1月に101歳で亡くなった詩人の詩集『くじけないで』を読んだ。48ページにあった風呂場にて という詩を再掲する。
風呂場に初日が射し込み
窓辺の水滴がまぶしく光る朝
六十二歳の倅に朽木のような体を洗ってもらう
ヘルパーさんより上手くはないけれど
私はうっとり目をつぶる
年の初めのためしとてーー
背後で 口ずさむ歌が聞こえる
それは昔 私が
お前に歌ってあげた歌
これは彼女が96歳の頃の詩作。痴呆症ではないが、息子や周りの人への愛情や感謝などを素直に描いていて良かった。
我が家の義母愛子さんは正真正銘のアルツハイマー症である。先週日曜日に続いて、dachs飼主が留守の自宅では、実の娘とのやり取りがメールで送られてくる。ツレアイもdachs飼主にメールすることで、共感を求めストレス発散しているのかもしれない。ディサービスの方に伺ってみると「肩を揉むなどスキンシップをよりこまめに行えば婆さん本人の気持ちが安らかになる」だろうとのこと。そういえば、本人も「この頃、良く忘れるようになった・・・」とこぼしているが、相当本人に重いストレスがのしかかっているのだろうと思う。やさしくスキンシップを取りながら、激励し心を穏やかにしてあげる必要がある。
[help]ここ2,3日で受けたメールより抜粋
◎今朝の玄関出たり入ったりの時に、玄関からリビングにいる私に向かって「すんません、ちょっと奥さん」と呼ばれました。おったまゲーション
◎夕飯の時「この頃ここのお父ちゃんあんまり顔見せへんな」と初めて言った。 「出掛けとおから」「何でや?」「仕事」と会話しておきました。[/help]
[tip]柴田 トヨ
柴田 トヨ(しばた とよ、1911年(明治44年)6月26日 – 2013年(平成25年)1月20日)は、日本の詩人。栃木県栃木市出身。詩作は90歳代になってから始めた。[/tip]
