21世紀の資本
先週後半から読み始めた図書館で借りてきた経済学の700ページ本「21世紀の資本」を飛ばし飛ばしながらもやっと読み終えた。今年2月に予約しておいたが半年以上を経てやっと先週入手できた。もう1冊「教団X」という人気本を予約しているのだが、多分来年になるだろうと思う。仏学者ピケティの主張しているのは「資本収益率(投資で得られる利益の伸び率)は経済成長率(労働賃金の上昇率)を常に上回る」ということ。つまり、過去の欧州米国や日本の経済データをさまざまな角度から図表展開し、資本主義とは15%の『中心資本家』が残りの85%の『周辺労働者』から利益を吸い上げ、『利潤』を蓄積していくというシステムだと主張している。これを防ぐためには一つには資本家への累進課税の推進だが、これは国が決めること。個人レベルではこつこつ働いた賃金を少しづつ資本に回し、運用することが大事だと結論としては当たり前の話を記述している。余談であるが、日本の経済力や国力の凄さもこの書籍の詳細データをみて改めて感じ入った。
おもしろそうな本ですね。 現代の経済の仕組みのままでは, 必然的に富める者と, そうでない者の乖離が進むようで, そして有限なる資源を食い尽くす仕組とも言えます。そこで, この資本主義経済の予想される行く末にについて, この本の著者は何と述べていますか。 この本を読んでみたいです。私はこの流れを何らかの方法で食い止めなけばならないとも思っていますが,それは過去に比類なき頂点に達した我々日本人だからの思いであり,そうでない国においては, 今から豊かさを目指す訳でもあり・・です。
賢い人類ですからギリギリのところでは行くが, しかしたくましくも生きぬくとは思いますが。 それまで地球がもててくれるかです。
経済学の翻訳本なので、なかなか頭にしみわたってこないので、dachs飼主も飛ばし読みを激しくして読み(眺め)ました。
お金を持っている人との格差はますます広がり、汗水たらして働くのが馬鹿らしくなる。相続で親から貰った財産で投資生活をするほうが良い。それが個人の努力と才覚でチャンスをつかむ、自由な競争をする民主主義社会といえるのか? と彼は疑問を投げかけています。