東祥寺檀参ツアー初日

 平成24年10月9日(火)、早朝からバスで仲間23人とバスで福井県永平寺に向かいます。1都6県を経由する長旅です。

ツアー記録

旅のミニ知識

新東名高速道路

 新東名高速道路(しんとうめいこうそくどうろ、SHIN-TOMEI EXPRESSWAY)は、神奈川県海老名市から静岡県を経由し愛知県豊田市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。2012年(平成24年)4月14日には御殿場JCT - 浜松いなさJCT間、引佐連絡路 浜松いなさJCT - 三ヶ日JCT間、清水連絡路 清水JCT - 新清水JCT間がそれぞれ開通し、NEXCO中日本が管理・運営している。

永平寺

 永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗大本山の寺院で寺紋は久我竜胆車紋である。山号を吉祥山と称する。開山は道元、本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏である。總持寺と並んで日本曹洞宗の中心寺院(大本山)である。

千葉 〜 永平寺

 昨夜は跡片付けを早めに済ませ、10時には布団に入っていた、が、何故か眼が冴えて良く眠れなかった。
 それでも深夜3時に目覚ましをセットして起床し、午前4時には自宅を出ることができた。近くのコンビニで野菜サンドイッチをつまみながら最寄り駅ロータリーに到着。程なく、4時半定刻にバス到着。東祥寺を参加者含め運転手ガイド添乗員で30人近くを乗せて5時に出発できた。
 四街道ICから高速に入り、午後3時まで10時間ほどかけて、バスに乗って目的地吉祥山永平寺に向かう。
 5時半に四街道IC、5:45湾岸幕張PA到着。幕張で自販機のコーヒーを飲んだ。数年前迄100円で飲めた自販機珈琲が今や200〜350円もしていた。ミルで毎回挽いてドリップしているので高くなったのだろうが、自販機キリマンジャロコーヒーにしては薫り高く美味い。これから湾岸〜東名〜北陸高速自動車道に向かう。
 千葉県北西部を出発した車は、今日だけで東京都、神奈川、静岡、愛知、岐阜、滋賀、福井の1都6県を走ることになる。乗客のお一人は茨城県から参加されているので1都7県を1日で駆け抜けることになる。明日は京都府に入り今回旅行では1都7県を通ることになる。dachs飼主は最終日帰郷するのでさらに兵庫県が加わる。
 湾岸経由で首都高速用賀ICを6:30に抜ける。沼津近くになって右側に富士山が見えてきた。7:45には早くも新東名沼津SAに到着。駿河湾を臨める好立地だが残念ながら富士山はここからは見えなかった。そおかわりに、南側には駿河湾が遠くに開け、千本松原が一直線に見えた。
 dachs飼主も新東名は初めてだが、高低差もカーブも少ない走りやすい道とのこと。上下2車線の田舎の匂いのするローカルな新高速道で、沼津を過ぎるとトンネルばかりの大しておもしろくない道が続く。本年3月鳴り物入りで開通した。残念なことに明日から今週末まで新東名は集中工事に入る。その影響もあって帰りのルートも新東名を避けて帰るという、突然の変更になったようだ。dachs飼主は3日目、京都誕生寺参拝後にで部隊を離れるので影響なし。
 休憩は東名に入り愛知県豊川市赤塚PAで09:45に到着した。
 東京から320Km名古屋を10時半に通過できた。昼食は名神高速に入り11:10、養老SAにてとる。飛騨牛丼の味噌カツ入りと山菜の入ったきしめんの定食を食べた。バスに乗っているだけなのでお腹とのどにいろいろ刺激を与えるほうに気が向いてしまう。ここでも自販機でモカコーヒーを飲んだ。愛知県と岐阜県の境の木曽川を10:50に通過し関西圏に突入。
 12:10定刻に養老ICを出発。途中、12:20米原で名神から北陸道に分岐する。交通渋滞もなく順調に、岐阜県から滋賀県に入ったので午後1:15南条SAでもう一度休憩した。目的は飲食物の仕入れ。5時半に夕食として永平寺さんで精進料理を出して戴けるのだが、寝る前になると、どうしても口が寂しくなるらしい。お寺での無断飲食は許されていないのだが、一応(鯛竹輪パンとお茶ペットボトル)買っておいた。8:30就寝ということだが、9時ならまだ寝る時間ではないので多分遅くまで喋るのであろう。dachs飼主はチーズちくわパンとお茶ペットボトルを仕入れておいた。
 南条PAを13:30に出発後、バスのテレビには永平寺で修行するビデオを鑑賞。雲水たちの厳しい修行を目にして、気持ちを新たにする。

永平寺にて

 北陸自動車道福井北ICを13:50に降り、お寺に向かう。ここから永平寺までは約8キロ、予定よりはやく2時過ぎに無事到着できた。早いので茶店で一服。ここで禅Tシャツを購入してきた。2時半にお寺に入り、3時からお寺さんから三進態をはじめとするお寺での基本作法の説明があった。トイレや浴室の使用前後にはそれぞれの神様に合掌すること、布団、湯呑みの後かたづけ方法などを教えて貰った。また、トイレをはじめ部屋に入るときはスリッパ、履物を揃えることも改めて教えられた。「脚下照顧」と言う。
 3:30から地階浴室で入浴した。但し消灯の9時までは浴衣を着ることができないので、入浴後も自前の服のままで居なくてはならない。
 5:30から薬石と呼ばれる夕食をいただいた。本来、禅宗僧侶の食事は朝の小食(しょうじき)昼の中食(ちゅうじき)しかなく、夜の薬石とは石を暖めたものを懐に入れ食事の代わりとして暖を取ったことから来ているという。1汁2菜というが、思ってた以上に素晴らしい考え尽くされた精進料理であった。ご飯、お味噌汁以外にレンコンの酢のもの、人参椎茸などが入った野菜煮染め、胡麻豆腐、だしをとった後の昆布を揚げたもの、その他バナナ片も含めほかに2皿ほど供された。食事の前後には「いただきます」と「ごちそうさま」にあたる『五観の偈(げ)』を唱え、食事に対し心より感謝をする。
 もちろん精進料理なので、動物の肉や匂いの強い野菜(ねぎ・たまねぎ・にらなど)は入っていないが、食事をとるときにはごはんや野菜に対する感謝の気持ちとして肘を挙げて器を掲げていただく。お箸はご飯椀に白湯を注いで貰い濯いだ上で箸袋に納めて持ち帰り、明日の朝食の際にも使用する。
 泊めていただく部屋から食堂、座禅堂など各堂塔へは階も違うが、階段廊下含め毎日雲水修行中の僧の方々が掃き清められているため、裸足で2列で廊下左側を無言で歩行する。


 食事の後、座禅を作法含め丁寧にしていただき短い時間だったが、座らせていただいた。その後お寺の方から法話を1時間ほどしていただいた。ここでの思い出に残る言葉『一日一生』。毎日明日やれば良いや と考えずに、今日できることは今日中に済ませるようにしなさい、という教え。
 9時前に部屋に戻ってきた。今朝も早かったし、明朝も3時過ぎに起きないとならないので、寝巻きに着替えてはやめに消灯し就寝した。
 永平寺参籠の行事や注意事項は別ページに纏めて書いております。

初日アルバム29枚

下の拡大写真やスライドショーが楽しめるミニアルバムに入っています。


このバスで行った
(駿河湾沼津SAにて)

最初のトイレ休憩は
湾岸幕張PA

スカイツリーが右側に見えた

レインボー橋を渡った

東京タワーがしっかりと見える

新東名に入り富士山が真近

駿河湾沼津SAに入る

南側には広い茶畑

駿河湾が見える

同SA内のドッグラン
DOGカフェもあった

富士山がまだ見える

赤塚PAでも休憩

赤塚で安倍川餅一人用
を買って食べた

養老PAに到着

飛騨牛丼と味噌カツ
山菜きしめんのセット

伊吹山が見えてきた

南条SAに到着

永平寺門前町で買いもの

ここで禅Tシャツを購入
寺内修行中に着た

永平寺に入山


この部屋に4人宿泊

部屋の窓にて撮る

湯飲みを3椀集めた
永平寺での修行中は撮影が
できない雰囲気で
下山まで撮影はなし