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本を読む女

女性の生きざまを描いて印象的な小説だった

 本年のNHK大河ドラマ「せごどん」を書いた林真理子の小説を昨夜から先ほどまでかけて読み耽った。せごどんは林さん原作とは言え、脚色が広範囲にわたっており、テレビドラマになると、「林」色はほとんど消えていているように感じた。しかし、今回熱心に読んだ「本を読む女」は彼女の母を描いたストーリーで、なかなか読み応えのある本であった。大正から昭和の終戦までの、一人の女性の生き方。夢を持ってはいても、真面目で努力家であっても、女性が思い通りに生きるなどということは普通はできなかったが、そういうときでも心の拠り所となったのは、「本を読む」ということだった。心理描写的にも題材や描かれ方的にもよくありそうなものだったので懐かしさがあったが、文学史と日本の近現代史を同時に細かく見ていける素晴らしさもあり、また描写がリアルで、本当にこの時代にタイムスリップしたような感覚を味わえた。
 1990年頃、読売新聞夕刊に載せたらしいが、dachs飼主は新聞小説を読む習慣も無かったから、半年以上続いた紙面も全く気付かなかった。

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コメント/トラックバック (2件)

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  1. 現役の時に多摩地区で20店舗ぐらいの美容室チェーンの社長と親しくしていた。彼は林真理子と中学が同級で彼女はいじめられっ子で彼がいじめっ子だったことを聞いたことがある。彼女は確か本屋か貸本屋かの娘でしたよね・・・。

  2.  そうです、そうです。主人公は30歳までしか書いていませんが、その頃から本屋さんをはじめた、と書いてありました。その娘さんがいじめられたという真理子さんです。

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