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耶馬溪青の洞門中津城

古いお寺である

 今月6日に入院して以来、空気が乾燥気味で喉の奥がいがらっぽい感じがして空咳やエヘン虫が蠢いている。ホテルのバスタブにお湯を張ったまま寝たりと工夫はしているのだが快復の兆しは無かった。
 未明よりの雨の音で3時頃に目が覚めた。相当降っている感じがする。朝早い新幹線なので午前5時前に目が覚めた。旅の身支度を整えて折畳傘も用意した。5時半過ぎにホテルを出たが傘無しでは到底歩けない。まだ暗い道路を10分ばかり歩いて鹿児島中央駅に辿り着けた。湿っぽいので、喉も幾らかマシになってきた。KIOSKでコロッケサンドを買って待ち時間に食べた。これはお腹の虫養いの積りで、博多で虫が出たらまた考えることにするか。
 午前6時9分発のさくら400号で博多に向かう。終点の博多には7時45分に到着になる。まだ、雨は降り続いている。博多に着いて1昨日と同じ8番線ホームに行ってKIOSKでハチミツキンカンのど飴を購入した。
 8時02分ソニック5号で中津に向かう。9時に小倉に到着して、車両の向きが変わることにより座席の向きを変更した。午前9時30分に中津に到着したが、定期観光バスは10時25分まで待たなければならない。
 黒田官兵衛で著名な中津城を観に行きたかったのだが歩いて30分掛かるとガイドブックにも書いてある。先ずは観光バスの切符売り場に行って小一時間で観光できる場所を聞いてみると「駅裏で無料で自転車を貸してくれるので、乗ってけば中津城迄は充分往復できる」と聞いて則、決行した。
 黒いおもちゃの様な城か櫓が凛々しく建立されていた。写真だけ撮って駅に戻ってきた。途中歩いてる人に、道を訪ねても大変親切に丁寧に教えてもらえた。九州の人たちは例外なく優しい。自転車を貸し借りする際も嫌な感じは全く受けず返す時まで気持ちが良かった。
 10時半に中津駅を総勢13人の少数精鋭で出発した。45分に福澤諭吉旧邸に入った。福澤を含めた紙幣の歴史を垣間見ることが出来た。
 11時半過ぎに青の洞門を見学が出来た。30年掛けて掘り続けた禅海和尚の話は菊池寛の「恩讐の彼方に」に詳しい。
 12時に洞門から程近い羅漢寺下の万千百園(まちおえん)でお昼ご飯を食べた。辛子椎茸が美味しかったのでお土産に買ってきた。
 羅漢寺は曹洞宗の古刹でリフトに乗ってお参りしてきた。山門や本堂、五百羅漢が感動的であった。青の洞門と羅漢寺は来て良かった、と思う。
 1時に昼食を終え、耶馬渓に向かう。耶馬渓は少しバスに揺られて時間が掛かったが、紅葉の美しさと岩山肌と崖の凛々しさにまたも感動してしまった。中津でまだ食べていなかった中津唐揚げも買い食いした。
 観光バスは中津駅前に午後3時丁度に到着したが、特急は出たあとで次の列車まであと30分もある。今度は徒歩で合元寺に往復した。宇都宮家の家来がすべて黒田家に成敗された寺で、以来壁が徐々に血に染まって赤壁寺の別名があるそうだ。今は壁を赤く塗ってたいへん目立っている。
 徒歩で駅まで戻り15時32分発のソニック号で午後4時47分に博多に戻った。
 今日は昨日一昨日の疲れを癒やすために17時07分のさくら417号で鹿児島中央駅に午後6時43分に還る予定にしている。

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