ダックス飼主の船橋おやじの料理取材

 2014年4月9日、船橋駅近くの中央公民館に取材してきた。サブタイトルは『親父の料理体験レポート』。
 20人近くの人が5班に分かれて料理を楽しむ。普通の料理趣味の会と違って、食材の調達のために近くのスーパーマーケットに買いに行くことからスタートする。
 インスタントラーメンとレトルトカレーしか得意料理のないdachs飼主としては、手際のよい参加者の所作を観ているだけで緊張してしまう。サロンは60歳で卒サラして80歳までの10万時間(14H*365D*20Y)を有意義に過ごしたいと高齢者が立ち上げられた有意義な会。料理も4品造り最後に全員で食べながらよもやま話をするのも長生きの秘訣。dachs飼主も近い将来、入ってみたい、と思った。

取材記事

以下の縮小記事画像をクリックすると、PDF画像になります。

平成26年5月号
船橋時活村 おやじの料理
 船橋市時活村サロン「おやじの料理」に参加してきた。船橋市中央公民館調理室で月1回開催、今回の参加者は19名、1班4名編成で会費は1500円だ。最初に材料と作り方を記述した「4月のおやじレシピについて」が配られた。
 今月のメニューは「ごぼうと豚肉の生姜煮」「野菜の焼きびたし」「鶏肉と筍の治部煮」「ほたてとスナックえんどうのすまし汁」。材料の野菜は11種類、それに魚介、鶏豚肉と各種調味料で焼く、煮る、茹でる、炒める料理であり、食材や調理方法とも、かなりおやじ連にはてこずりそうな予感がする。外部講師を招いての教室ではなく、会員がメニューを事前に試作してレシピを作り、会員同士が教え合うやり方だ。
 また、一般の料理教室のように調理室から始まらない。まず、財布と買い物リストとスケールを持ってスーパーマーケットに食材を買出しに行くのだ。レシピには長芋200c、水煮筍100cなどと細かく記載されているので、スケールで分量にほぼ近い量になるように量りながらかごに入れていく。
 参加者の中には料理に馴れた人もいて、各班でその先輩が口は出すが手は出さずに進めていく。しかし、大半の人は筆者と同じで得意料理が「袋麺とレトルトカレー」で、家では厨房に入らず、ここでしか料理を楽しまないというのだからまずは安心だ。
 生姜やごぼうの皮剥きをみていると背中を丸めかなり緊張した様子の人たちが目立つ。中には食器や食材の洗いと後片付けに特化して懸命に動く人もいる。進行が遅れている班があれば、隣の班の助けもあり、会場は始終、和気あいあいの和やかなムードにあふれている。
 苦労の末、午後1時前に調理が終わりその後料理を囲んで皆で食べ語ることがもう一つの楽しみだ。世間のことや故郷の思い出など2時間はあっという間に過ぎてゆく。
 世の中には「男の料理」と銘打った教室がたくさんあるが、技術を習得して家族に食べさせてみたい、などという勉強感覚がどこかにある。そういう「勉強してもとをとる、やらされている」感覚ではなく、ここでは料理を皆で作って楽しむという、その時を大切にしている人たちが多いように感じた。まさに時活村の主旨である「頑張らないではずんで生きてゆけるか」を実践する活き活きとした卒サラサロンであった。

取材と文筆ページ一覧