ダックス飼主の法相宗名寺

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法相宗とは

        すべては「識(心)」で生み出される
 
 
 法相宗の始祖は玄奘三蔵。7世紀初頭に中国にわたり、多くの経典を持ち帰った。『成唯識論』を拠り所として、法相宗の基礎を開いたのが、玄奘の弟子の慈恩大師となる。法相宗が日本に伝わったのは653年。道昭という僧が遣唐使として中国に渡り、玄奘に直接師事した後、日本で広めた。つまり、法相宗の基礎を創った始祖が玄奘で、宗派として興した宗祖が慈恩大師、それを日本に伝えた道昭は、伝祖と呼ばれている。


法相宗の概要

成立年660年頃
宗祖道昭
主な経典『解深密教(げじんみっきょう)』『成唯識論(じょうゆいしきろん)』
本尊薬師如来を祀る寺院が多い
大本山興福寺、薬師寺
特徴視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感に「意識」を加えた六識と、「末那識」「阿頼耶識」の二識を加えた八識で世界を認識する唯識論。それを理解することが悟りを開く一歩となる。

法相宗の名寺

大本山 興福寺


参拝ミニアルバム



大本山 薬師寺


参拝ミニアルバム