越生紫陽花と川越蔵の街
平成21年6月20日(土)、東武沿線で越生・川越まで遥々と出かけました。
越生〜川越
平成21年6月20日(土)は曇ったり晴れたりの一日。先月のポピーの鷲宮、今月はじめの松並木の草加に続く埼玉県東武健康ハイキングの3弾目だ。
いつも会社に行く時間に起きて、6時半に最寄り駅を出発。青戸から京成線で日暮里に出て、そこからJRで池袋に向かい東武東上線に乗る。ここで、8時だ。目的地越生まで約1時間かけて、無事到着。越生駅から「アジサイ山健康ハイキング」になる約12Kmのコースだ。ゴールから駅までさらに4Kmあるので、越生では結局18Kmを歩く。
出発は駅前ではなく500mほど離れた越生町公民館前広場。ここで参加登録をし、ハイキング地図を貰う。地図は高低の見える山地図で勾配もそれとなく判断ができて、見やすい。
1Kmも歩かないうちに2月頃に見学客が多い越生梅林に入る。葉はもちろん身も緑におおわれて、若葉の5月を感じる。また、良く陽のあたるところの実はあかく色づいて美味しそうだ、もちろん、梅の種にはシアンに似た薬物が含まれているのでそのままでは食べられない。
しばらく昇り坂が続いて疲れ始めてきた頃に越生の名刹青龍山最勝寺がみえ、そこでおまいりしてでると目の前に休憩所がある。テントの周りに人だかりがあるので、行ってみると氷入りの美味そうな梅ジュースが100円で売っている。看板には越生の梅と沖縄の素精糖のみで作ってあると書いてあったので、dachs飼主もイッパイ飲んで見たが、意外に美味い。前に並んでいた女性が「氷なしでお願い」と言っていたが、店の人は「氷がないと強い苦味を感じるよ」と返事をしていた。梅のすっぱさと糖の甘さがエネルギー補給になり、このあとの急勾配にも元気がでてくる。畑に季節外れのコスモスが咲いていた。冬場のタンポポと一緒で、春夏のコスモスもウォーキングをしているとよく見つける。鷲宮に行ったときもポピー畑の中にコスモスを見た。
ここから頂上のアジサイ山公園まで急なのぼり坂が続き、60歳を越えたじいさんばぁさんが湿っぽい坂の木の幹や石塊の上に座ってハァハァ言って休息していた。途中コースを離れ、「上谷(カミヤツ)の大クス」も急勾配だった。しかし、埼玉県一の巨木として著名で、幹周り15m、高さが30mもある。もともと楠は温暖な西日本に多く、関東の山間部に樹齢も1000年を越えた巨木にまで成長できるのは珍しいという。このあたりは埼玉県立黒山自然公園内に在り、自然が色濃く残されている。野草や珍しい花木もゆっくり見るとあちこちにあると思う。
ここからあじさい山公園であり、われわれハイキング客以外にも大勢のアジサイ鑑賞見物する家族連れ・友達が多い。あじさい山公園はその面積56,660u、アジサイが15,000株と日本一だと言われている。越生の街中に向かいあじさい街道をくだる。右に麦原川、道の両端にはアジサイがある。ぼちぼち、この川を中心にホタルが飛び交う季節のようだ。
ハイキングのゴールでは、3つ目のスタンプとハンドタオルをいただいた。3時間の山歩きとアジサイ鑑賞はとても素晴らしかった。千葉や東京の沿線ウォーキングは殆ど平地だが、神奈川や埼玉のウォーキングは緩急取り混ぜた高低があって楽しめる。彩の国埼玉は素晴らしい。
せっかく遠くまで来て、まだ午後1時過ぎだったので、小江戸といわれる川越を歩きたくなった。越生から坂戸まで越生線、そこから東上線で池袋方面で4駅先の川越市駅に向かう。越生線はもちろん、単線で、しかも吃驚したのは電車は6両編成くらいなのに、ワンマンカー。またJRと違うホームを使っているが、上部では行き来が自由にできる(一応パスモSUIKAはスルーしてくださいと書いてある)。
川越は蔵の街として昔から人気のある町だが、特に2009年上半期NHK朝ドラの舞台が川越であることが重なり、毎日大勢の人が観に来るという。駅を降りても右左がわからぬ状態だが駅にあるちらし「川越通信」を見ながら歩く。このときに重宝するのがGARMIN社製GPSで、カーナビを手で持ち歩いているようなものなので、右左折や東西南北や町名がはっきりわかり、歩くのにも不安がない。まずは成田山別院に入ってみた。流石、別院と謂うだけあって、本堂の形など新勝寺のミニチュアのようで、堂の右側には”なで地蔵”として名高い「おびんづるさん」も鎮座していた。その後は、川越大師「喜多院」に参拝し、家内安全と義母の長寿を願ってきた。高野山金剛峰寺にそっくりな2重の塔があった。
川越名物と言われる鰻を食べてみたが、流石老舗銘店「いちのや」の味とサービスにはちょっぴり感動させられた。しかし、超混んでいました。
昼食後、愈愈「蔵づくりのまち」に入る。仲町界隈がメインだが付近の連雀町や松江町も旧い商店が多い。一瞬江戸や明治にタイムとリップした感じになる。昨年春、徳島の美馬脇町のうだつの町並みに似ている。写真をもう一度見ればまた行きたくなる街だ。今日は午前の越生もそれなりに良く、体的には良かったが、午後の川越散策は心が和む半日であった。川越では、「たまねぎの漬物」と「花豆のきなこまめ」を土産に買ってきた。川越市内の散策はGPSによると7Km歩いているので、越生とあわせると25Km歩いたことになる。久しぶりの長距離で足が痛い。多分靴の所為と思うのだが、のぼりで脚は痛くないあじさい街道のくだりを歩いているとつめ先が靴にあたりつま先だけが痛い。良いウォーキングシューズが買いたい。
帰りは東上線朝霞口から武蔵野線東松戸まで乗って、無事到着し、ジムで汗を流して午後6時半過ぎに自宅に到着。
帰ったら、家族が明日dachs飼主の誕生日ということで、地元の美味しい料理屋に連れて行って呉れ、美味しい料理とビールをいただてきた。疲れはしたが良いホリディだった。
越生川越ミニアルバム
下はスライドショーでも見られるミニアルバムを用意しています。
写真の枚数は全59枚です。 ゆっくりとご覧ください・・・・・・・