第27回北総ウォーク

 2012年4月7日(土)、市川から松戸に向けて北総の爽やかな春をツレアイと一緒に満喫してきました。

主催者から戴いたガイドマップ

ソニー製GPSで描いた足跡 上のマップは主催者北総開発鉄道から頂戴したガイドマップで、左側のマップはソニー製GPS『CS3』が描いた足跡です。約12キロメートルの行程でした。風が強くて寒かったですが、素晴らしい花見が出来ました大満足のウォーク。

今回の道程

 北国分駅(スタート)〜市川歴史博物館・市川考古博物館〜小塚山公園〜じゅん菜池緑地〜下総国分寺〜郭沫若記念館〜手児奈霊堂〜弘法寺〜国府台公園〜里見公園〜柳原閘〜矢切の渡し〜野菊の墓文学碑〜矢切駅(ゴール)まで約12Km

北総ウォークで桜三昧

 4月も一週間過ぎたと言うのに、温度も冷たく風もソコソコ強い。北総ウォークは初めてというツレアイとともに、桜を観に午前中歩こうと出発進行。
 出発は北総鉄道北国分駅。わが最寄り駅から北国分までは一人片道650円もするので、車で新鎌ヶ谷の有料駐車場にパーキングしてそこから電車で北国分駅に。愛子婆さんのディサービス見送りもあるので、スタート時刻の締め切り10時半までの間になんとか滑り込んだ。駅を出てウィンドブレーカーを羽織っていても結構風は冷たい。
 程なく私立市川考古歴史博物館に到着(10:21)した。建物の周りにも桜の花が美しい。最後方に近い位置だったので、館内見学は諦めてルートに沿って進む。博物館の坂を下りると目の前に大きなトンネルが2本あった。どうも外環道路用(高塚新田市川線)に工事中のようだが、長い間工事がストップしている模様だ。この近辺の完成は平成20〜22年に逐次完成と告示されているが、地権者問題かどうかわからない。

 次は桜の美しい蓴菜池緑地に到着(10:39)できた。梅も終わり、今はさくら。これからは新緑の美しい公園になりそうだ。ここは池の周囲に咲く桜だけでなく、池の中には鴨、亀、鯉などが泳ぎ、散歩する人の目を穏やかにしてくれる。
 ウォークの途中の庭や畑にも散歩者の目を楽しませるものがある。早咲きのつつじだろうか庭から生き生きと伸び、畑にはびっくら大根も生えている。写真ではよく判らないがちょっと大きな大根の3倍以上の太さはあった。
 市川国分寺に着いた(11:04)。ここの門前に咲いている紅白桜も麗しい。お寺の山門の朱との対象が鮮やかで山門両側の阿吽の像とあいまって、神々しさを感じた。
 お寺を出て直ぐのところの民家の壁沿いになぜかウルトラマンが30体以上立っていた。国分寺の坂上から僅かに東京スカイツリーの天頂部が覗いた(11:12)。

 坂を下りて4,5分ほどで楽しみにしていた郭沫若記念館に着いた(11:17)。ここは駅のポスターなどで美しい芝桜があることを知っていたが、満開見ごろになるのはたぶんGW以降になるようで、今日はまだまだ1,2分咲きの状況。それでもカメラ位置などを工夫してそれらしく撮ってきた。この記念館は入館料が必要と書いてあった記憶があったが、無料だった。今だけかもしれない。
 次は手児奈霊神堂(11:28)。その昔、当地に手児奈という娘が居り、その美貌ゆえ多くの男に求愛されたが、わが身はひとつしかないことを悩んだ末に入水したという悲話が伝えられている。ここと、この上の弘法寺は明日8日からのさくら祭りで準備に大童のようだ。
 急な階段を息をはぁはぁ言わせながら多くの人が上っている。着いた先は弘法寺(11:34)。右側に多くの人が感嘆の声を上げる桜がある。臥姫桜という素晴らしい樹齢400年の枝垂れ櫻 だ。dachs飼主が本日一番感銘を受けた櫻だ。
 千葉商科大の桜並木も素晴らしかった。その後国府台病院から里見公園に抜ける桜並木も櫻の古木が並ぶ風情のある商店街になっている(11:48)。

 櫻のパンチはまだまだ続く。里見公園も市川市有数の桜の名所名園である。その里見公園に到着したのは正午。メインステージでは着飾ったおばちゃんたちが季節はずれのハワイアンダンスを踊っていた。この公園には市川市に育った詩人北原白秋の草庵もある。
 里見公園で桜の鑑賞を終えるとあとは江戸川沿いにひたすら歩く。江戸川にくるとスカイツリーが手に取るように近くに見えた。

 風が強かったがそれでもあちこちで花見をしている、矢切駅の手前の民家で、最後に美しい桜に出会えた。矢切駅にゴールしたのは13:00丁度。缶バッジのほか飲み物、タオル、菖蒲の種などを貰って帰ってきた。相歩数2万歩。帰宅してから5千歩近くジムでランニングしてきた。

ミニ名所ガイド

市川市立考古歴史博物館

 歴史博物館は鎌倉時代から現代に至る歴史や文化を学習できる施設として昭和57年に開館。考古博物館は、先土器時代から平安時代までの出土遺跡の保管・展示・研究を目的として昭和47年に開館。

じゅん菜池緑地

 かつて池に「じゅん菜」が自生していたことから名づけられた。池の周囲には桜や梅が多く植栽された遊歩道になっており、これら春の花を愛でながらゆったりと散策を楽しむことができる。

下総国分寺

 奈良時代天平13年(741年)聖武天皇の発願により全国の国府所在地に建立された官寺が起源で、当地にも「金光明四天王護国之寺」が建てられた。明治23年(1890年)に寺号を「金光明寺」から「国分寺」に改めた。

郭沫若記念館

 郭沫若は、魯迅と並ぶ中国の近代を代表する文学者で、昭和3年(1928年)から同12年まで、当時の中国国民党政権が出した逮捕令を免れるため、当地須和田で亡命生活を送った。庭先の芝桜が有名。

手児奈霊神堂

 文亀元年(1501年)弘法寺第7世日与聖人が祀った。霊堂敷地内には、手児奈の蓮池がある。

弘法寺

 天平9年(737年)、手児奈の霊を祀るため行基菩薩が「求法寺」として建立した。境内には曲亭馬琴作「南総里見八犬伝」のヒロインにあやかって名づけた伏姫桜と呼ばれる樹齢400年の名木枝垂れ桜が毎春白桃色の可憐な花を咲かせている。

里見公園

 江戸川を望む台地上に開かれたこの公園には「芝生園」「様式庭園」「梅園」「噴水池」が配置されているほか、市内でも屈指の桜の名所となっている。北原白秋の。

ミニアルバム36枚

 下の写真36枚をスライドショーでも見られるミニアルバムを作成した。


考古・歴史博物館の桜

蓴菜(じゅんさい)池

亀の甲羅干し

人懐っこい鴨

紅つつじ

お化け大根

国分寺の紅さくら

国分寺山門

ウルトラマン横隊列の一部

スカイツリーが見えた

郭沫若記念館の芝桜

手児奈霊神堂

弘法寺

伏姫桜

普通のソメイヨシノも良い

里見公園に続く並木道

里見公園

江戸川沿いでは近くに見える

花見もあちこちで

矢切駅近くの民家にて

ゴールです

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