群馬伊香保温泉ドライブ2日目

 2012年9月6日(木)、四万温泉のレトロな温泉街を散策した後、ホテルをチェックアウトした。ドライブの最初は四万川の歐穴群を見学し、あとは伊香保方面に向かう。伊香保では、水沢うどんを食べて博物館に寄り、有名な伊香保温泉石段街を散策した後、今夜のお宿塚越屋七兵衛さんにチェックイン。

ツアー記録

四万温泉を散策

 昨夜は料理が旨くてついビールが進み、食後1時間も経たぬうちに、寝てしまった。
 いつものとおり、5時半になると眼が醒め、大浴場へ行く。風呂の前には飲泉所があり、ここで、温泉が飲める。1日1合程度を飲むと胃腸がよくなるらしい。小さなコップに1杯飲んでみた。特に違和感は無いが胃腸に良いのは?。  大浴場は畳を敷いた洗い場。そのまま座れるし、足さわりもソフトで気持ちよい。風呂場用に特別に作られた強化プラスチック製の畳表だそうだ。宿の廊下にも材質は違うのだろうが、畳が敷いてあった。
 お風呂を上がっても朝食まで十分時間があったので、四万のお宿近辺を1時間ほど散策してきた。熊が出ることもあるらしく、熊除けの鐘があちこちに設置してある。川沿いを少し歩くとローカルな温泉街に入り、お店もスマートボール店や喫茶、がらくた民芸店など雑多なお店が並んでいる。ここがレトロで有名な四万温泉の町並みのようだ。
 店前には「あまやどりどうぞ」「トイレ貸します」の温泉客に親切な木札がかかっている。軒先に広がっている風船かずらも久しぶりに涼やかだ。
 四万川沿いには足湯、飲泉所や共同浴場が多くあって、川自体も清い流れで流量も多い。「積善館」という群馬で最も古い温泉宿は「千と千尋の神隠し」のモデルになった宿で懐かしさと古さを感じる。「世のちり洗う四万温泉」がキーワードのようだ。朝食前に5千歩も歩いたのは初めてではないか。
 朝食では、温泉のお湯が入っている温泉(朝露)茶漬けが食べられた。食事のメニューや出発時の履物にも、キチンと名前が記されているのは、良い心配りと思う。
 9時半過ぎに四万温泉の宿「花の坊」を出発し、日向見薬師堂と薬王寺を参拝。近くに公共浴場が複数箇所あった。四万温泉の公共浴場は殆ど入浴無料のようだった。
 次の観光は四万川の歐穴群。川の流れが大きな穴を大小あわせて8個も開いて、滝壺のようになっている。川の底に穴があっても、写真では撮影できないが、とても良い天気で川の流れが美しい。ここで、四万地区とはお別れして、伊香保方面に向かう。

雨なので博物館へ

 まずは高いところから景色を見ようと考え、次の観光地伊香保ロープウェィ。ところが、11:45分発のケージに乗って待ってると、雨が降り出した。これから上がっても、周りの山々は雨に霞んで見えなくなるだけでなく、外を散策するのもままならない。申し訳ないが、やむなくケージから降りて往復運賃のキャンセルを申し入れたら、運良く優しそうな窓口のおじさんが返金してくれた。明日天気が良かったら、再度搭乗することにする。豪雨のなか,これからどうしようかと悩む。
 中途半端でない豪雨が車をコレデモカと、叩いてくる。ワイパーをマックスにしても時速20キロメートルで徐行。千葉のあめの勢いと根本的に違った。雨が降ってても観光できる場所として選んだのは、「おもちゃと人形自動車博物館」。
 ここの博物館の規模は凄い。昔懐かしい商品群が所狭しと並んで観客を飽きさせない。最後にキユーピーさんの塗り絵を楽しんだ。詳しくは博物館ページに記載しました。

伊香保石段街

 おなかが空いたので、昨日と同じ水沢うどん街道で田丸屋さんの隣の大澤屋さんで大ざるうどんに舞茸天麩羅を載せて食べた。たれは昨日ごまだれだったので、今日は醤油だれ。昨日のうどんの方がコシがあった。
 夕方は小雨のそぼ降るなか、伊香保名物石段街を365段往復し、河鹿橋を見学、伊香保神社も参拝してきた。
 4時過ぎに今夜のお宿「塚越屋七兵衛」に入った。温泉は源泉掛け流しで湯の色は茶色。温泉は昨日の湯よりは暖まった。夕食は昨日の方がうまかった。今夜も早いうちに居眠りそうだ。

旅の事前ミニ知識

積善館

 創業は元禄7年(1694年)。日本最古の湯宿建築で、昭和5年に作られた「元禄の湯」は、大正ロマンを今に残す。

日向見薬師堂

 創建は伝承によると永延年間(987〜989)当時周辺の地頭だった日向守定光によって建立された。3間4面の寄棟茅葺、出組や桁の形、板蛙又の絵模様、木鼻の渦巻等室町時代当時の建築様式である和様と禅宗様の折衷様式をよく残している建物で現存する群馬県最古の寺院建築として昭和45年に国指定重要文化財に指定されている。

四万の甌穴群

 国道353号線沿いの四万川に、大小8個の甌穴が見られます。大きいものは口径8、深さ3.2を超えます。甌穴とは、川の渦巻き状の流れにより、石や砂が同じところを回り、川底の岩盤と接触して浸食されてできた丸い穴です。数万年もの年月を経た自然の驚異的産物です。

2日目アルバム73枚

下の拡大写真やスライドショーが楽しめるミニアルバムに入っています。


飲む温泉 胃腸が元気になる

畳敷きのお風呂

露天風呂は狭い

四万温泉は中之条町に属する

熊が居るようで鐘があちこちに

四万川の清流

レトロな温泉街

静かで涼やかな街でした

積善館は古いお宿
千と千尋の神隠しのモデル宿

宿の前では朝市も

東京までのもあるバス停

公衆浴場は無料のようです

涼しいのでまだ紫陽花が

レトロな牛乳箱発見

涼しいのでコスモスが

1日1回の集配サイクル

飲泉所と足湯

散歩の後は旨い朝食

内湯も木製の湯船

出立の際は宿泊者の名前が

公衆浴場

国宝の薬師堂

こちらは薬王寺

四万川一帯は上信越国立公園内

四万川の歐穴群

群馬東村のマンホ

ローウェイの発駅

発駅の高度は743m
雨が降り出した

今日も昼食は名物水沢うどん

大澤屋も混んでいた

あと10日で伊香保祭り

石段街に向かう

ここから長い石段

途中に公共浴場

12支が埋め込まれ

石段の頂上は伊香保神社

そこから約3分で河鹿橋

河鹿橋の隣には紅葉橋

秋には紅葉の名所になる

石段から南面を眺める

ホテルに到着

ここにもレトロな電話機が・・・

泊まったお部屋

伊香保のマンホ

伊香保の標準マンホ

面白い営業形態

かみなり坂は急でした

ホテルの夕食膳

名物の上州牛を食す

名物のおっきりこみうどん