東祥寺檀参ツアー2日目

 平成25年10月9日(水)、今日は今回ツアーの目的、良寛禅師の足跡をたどります。

ツアー記録

ホテル 〜 良寛史跡

 朝6時前に目覚め、部屋仲間2人と連れだって温泉に浸かりに降りる。風の湯、星・月の湯など露天風呂とセットになった湯は今日もすばらしい。肌がすべすべになったと高齢の私たちにまで思わず錯覚させてしまう。
 朝バイキングは「パンのご用意のない」朝食であった。新米の朝ご飯は美味しすぎて3杯半もおかわりしてしまった。さすがはこめどころ新潟だと感心し、朝はパンの人にも今日だけはご飯が旨いと感じて貰えただろう。ブルーベリー黒酢も新鮮な牛乳も健康的でデリシャスだった。

 食後、出発まで40分ばかりあったので、バイキングの後は一人ハイキングに出かけた。旅館のサンダルをひっかけて橋を渡って左坂上800m程先の高龍神社を目指す。急な長い階段が2本程(合計118段)あって昇り降りに少々疲れた。ので、帰りは途中までエレベーターを使って横着してしまった。近くには錦鯉の養や闘牛(牛の角突き)で有名な山古志村(現長岡市)があり、旅館の前庭にも大きなにしき鯉が放たれていた。
 9時ジャストに和泉屋を出発し北陸道経由で西山ICを降りて出雲崎町にある良寛禅師の史跡を辿った。ここら辺りまで来ると日本海が見える。
 10:00から良寛さんが18歳で得度した光照寺、10:30から生誕の地良寛堂、10:50から良寛記念館を巡った。
 今夜台風23号が北の海をつうかするそうで、そのせいか佐渡島が殆どみえない。後ほどニュースで見たのだが県南部の糸魚川では摂氏35.1度を記録したそうだ。フェーン現象のせいなのだろうが10月中旬でこの温度は異常すぎる・・・。
 昨日ニューオータニ前で撮れた長岡市マンホに続いて良寛堂前の道路で多分出雲崎町のマンホールが撮れた。11時30分に記念館を出た後、昼食は寺泊の旅館住吉屋で浜焼き昼食を愉しんだ。浜焼きはさきぼそ鰈だけで、刺身、べにずわい姿、など新鮮魚介を堪能。生ビールもかに汁もうまかった。近所の寺泊お魚センターにも寄る。全国各地の魚がところ狭しと並べられている。明日も旅は続くので魚はやめて南蛮海老煎餅を買ってきた。これはテニス仲間へのゲーム中のおやつとする。
 午後2時半に「5合庵」を1時間ほどかけて見学に行った。良寛さんが50歳を越えてから住んだ10畳足らずの庵である。駐車場から15分ほど歩くのだが帰りに赤い立派な吊り橋「千眼堂吊橋」をみたり新潟の山々を見通せる朝日山展望台から絶景をみたり、良い眼の保養となった。台風の余波か徐々に風が出てきて、空も怪しくなってきた。あと2時間弱ほど走り4時過ぎにはホテルに無事到着の予定。

ホテルにて

 燕三条ICから磐越自動車道経由安田ICから新潟市を通過し新発田に入る。今夜の宿は月岡温泉「白玉の湯泉慶」とのこと。寺泊から1.5時間かけ午後4時半に「泉慶」に到着。一言で言えば凄い旅館だった。広く高く立派で風情のある贅を尽くした政府登録国際観光旅館といえばよいのだろうか。dachs飼主が過去泊まってきた最高の宿かもしれない。高さ幅奥行きとも数メートルを越す自然石が温泉内や庭などに配置されている。露天風呂も硫黄の香りが豊かなまさに温泉、湯治場という雰囲気がぴったりあう。台風余波で露天風呂の木々も揺れ雨粒も残り少ない髪にかかったが、ちょうど頃合いで気持ちよかった。湯の香りを残すために温泉を出てすぐにバスタオルで体を拭いて部屋に戻った。
 温泉にゆっくりと浸かったあと、午後6時から宴会。途中カラオケで楽しんだり、昨日のエンタティナーからミニ手品修正版と素晴らしいサキソフォーン演奏を拝聴した。腹から空気を吹き出す力強さは我々高齢者に元気を与えてくれる。dachs飼主もデュエット含め3曲歌わせてもらった。
 2時間ほど宴会で騒いだ後、413号室でご住職含め6人で缶ビールで宴会。10時半に何とか円満に終了しその日は気分良く熟睡できた。

旅のミニ知識

高龍神社

 商売繁盛の神様として著名で、太田川の上流で三方を山に囲まれた美しい地に建ち、神秘的なムードが漂っています。ここに来て、まず圧倒されるのが118段の石段。長岡市蓬平町1284

光照寺

 光照寺は、曹洞宗の寺である。出雲崎の人は、真宗の光照寺と区別するため、禅光照寺と呼んでいる。良寛が家を出て、光照寺に入ったのは、安永四年(1775)、十八歳の時である。

良寛堂

 良寛堂は良寛の生家橘屋の屋敷跡(当時は現在の境内の2倍はあったという)に大正11年(1922)9月に竣功しました。堂内には良寛が常に持ち歩いたという石地蔵をはめ込んだ多宝塔に「いにしへにかはらぬものはありそみとむかひにみゆるさどのしまなり」の良寛自筆の歌が刻まれている。良寛の母の国佐渡ヶ島を背景に日本海に浮かんで見えるように設計されている浮見堂で、優美な建物である。

良寛記念館

 橘屋ゆかりの虎岸の丘に立つ「良寛記念館」には、良寛の遺墨や文献、関連の書や絵画を展示。新潟県出雲崎町米田1

五合庵

 良寛が約20年間住んで、修行と芸術にいそしんだ五合庵は、明治39年(1906)の大雪で倒壊したが、大正3年7月に再建されて、現在見るごとき木造萱葺きの、間口2間、奥行9尺に厠のついた建物となった。

千眼堂吊橋

 「新潟の橋50選」にも選ばれている、長さ124m、幅1.5mの赤い吊り橋で歩道部から谷底までは35mの高さがある。平成3年3月に事業費1億300万円で竣工。

朝日山展望台

 標高313mの国上山(くがみやま)にある展望台。朝日山展望台は頂上ではないが、それでも越後平野と大河津分水路が見渡せる高さに位置し、眼下に広大な越後平野と大河津分水路、遠く 越後三山までも望むことができる。

月岡温泉

 月岡温泉(つきおかおんせん)は、新潟県新発田市にある温泉。農村の中に開かれた温泉街で、全国トップ100に入る巨大なホテルと、開湯当時のままの自炊湯治宿が立ち並ぶ。大正4年、国内で石油需要が高まり、月岡もその候補地として中小企業を中心に掘削が行われていたが、最後の望みを託した鑽井からは石油ではなく、大量の温泉が湧出した。戦後、1957年に各旅館に配湯を行ったことで、温泉地としての体裁が整い、以来瀬波と共に新潟の奥座敷として急速に発展を遂げるようになった。

2日目アルバム81枚

下の拡大写真やスライドショーが楽しめるミニアルバムに入っています。


いただきます

ごちそうさまでした

ラウンジでゆったり

当地のにしき鯉は有名

朝のお散歩開始

高龍神社に向かう

118段も昇らなきゃ

神社よりの眺望

牛の角突き街道を通り
出雲崎へ向かう

日本海発見

最初の訪問地

美しい花でした

光照寺本堂

良寛堂にて

耐雪庵

巨大桂花木

良寛記念館内

出雲崎港が見える

こちらで昼食

きちんと中居さんが
殻を取って下すった

寺泊のマンホール

魚屋が並ぶ

魚屋繁盛の神

良寛の里に到着

国上寺

五合庵

焚くほどは風が持て来る
落ち葉かな

千眼堂吊橋

朝日山展望台より

新発田の宿に到着

ロビーも広い

あちこちで眼を和ませる

部屋も3人には広い

部屋の窓から 左側

同右側

お座布もふかふか
はとても嬉しい

こちらで宴会です

宴会食メニュー

氷に盛られたお刺身

今夜の彼はサックスで
夜もふけ行く