dachs飼主の関西墓参

 2017年5月21日(月曜日)から2泊3日で、大坂淡路明石の墓参りをメインに旧友再会、潮崎温泉日帰り入浴などを愉しんできた。

初日 

 朝5時半に起床。障子ごしから明るい光が入ってくる。今日も暑くなりそうだ。庭の野菜に水を撒いた後、旅支度を始める。今回は義母の三回忌なのでそれほど荷物は嵩張らない。脚は往きはJAL、復りは新幹線に予定している。
 7時丁度にペットホテルにラミエルを連れてゆき、その脚で北総鉄道新鎌ケ谷駅に向かった。スーツケースやお供え物の入ったバッグを持って駅までゆくのは辛いので、車にならざるを得ない。最寄りの千葉ニュータウン中央駅前の駐車場は1日最大600円とローカル駅前駐車場としては標準だが、4駅先の新鎌ヶ谷駅前駐車場は同350円と安い。因みに、北部のJR木下(キオロシ)駅では一日最大200円ともっと安くなる。
 保安検査場でスマホの携帯充電池(モバイルバッテリー)が2個までなら機内に持ち込めることを知った。但し預入荷物でなく持込手荷物に入れないと駄目とのこと。
 空港待合室では、季節がら扇子をつかう人が目立ってきた。広々とした空港窓からミルと外は炎天下、相当温度も上がっているようだ。羽田発10時30分発のJAL113便に搭乗した。WiFiに驚いた。聞いてはいたが近頃飛行機はLCCにしか乗ってなかったので青天の霹靂。入ったら機内モードにするのは変わらない。離陸後5分してからWiFi設定をオンにしネットワーク名をJALの場合は「gogoinflight」をセレクトすれば、(初めての搭乗の場合はアカウント登録が必要)メールのみならずラインも可能となる。ビデオプログラムもスマホで観賞できる。但しイヤフォン配布がされないのでdachs飼主は見るだけになる。上空からアップ(ダウン)出来るかテストしてみた。LINEもメールも問題なくできた。聞いてみると8月末までは無料だが、以降は有料化の気配がある。WiFiが切断されるのは離陸5分前となっていた。
 伊丹(大阪)空港レストラン蓬莱で海鮮揚そばと名物551の豚まんを食べた。1,000円前後では最高の昼食だった。この空港でお昼時なら、殆どここで食を取る。
 モノレールで蛍池まで乗車し、阪急電車と能勢電に乗って日生中央に向かう。どの電車にも窓の日除けシェードに田舎の景色が印刷され、美しい。そのほかに気づいたことは優先座席の表示が目立つように大きいことで、日除けシェードにも告知記載されていた。
 午後2時、川西市にある義兄のお宅に伺って、愛子婆さんと義父にお線香を上げさせて貰った。今月4日に愛子さん三回忌法要のお誘いを受けたが、ホテル確保が全く出来ず、断念した。今日は少し遅れたが、気持ちだけの法要をさせて貰った。義兄の車を借りて、猪名川霊園まで行って、墓参りもして来た。
 4時半すぎに義兄宅をお暇して神戸三ノ宮のホテルソプラに向かった。夕食はそごうで一本ものの穴子寿司など関西でしか食べられない料理を買ってきてホテルで食べた。

2日目 

 今回ツレアイが見つけて予約してくれたビジネスホテルは三ノ宮にある『サンルートホテルソプラ神戸』でツイン2泊で13,000円弱とやすかった。しかしながらベッドもバスも思いの外、広くて泊まりやすい。おまけに3股コンセントタップを用意してくれていたので顧客のことをよく考えてくれているな、と思った。最近のお客はスマホやモバイルバッテリーの充電に困っているのを良く知っていて感心だ。ルームキーも2枚貰ってるのでフロントに鍵を預ける手間も省ける。
 起床して朝食を採った後、地下鉄三宮から乗って西神中央駅に降り、親戚との待ち合わせをした。車に同乗させてもらい、淡路の義父先祖代々のお墓に参った。途中、観覧車がシンボルの淡路SAで休憩し、淡路牛のソフトクリームをつまみ、ちょっとした土産も買った。この季節は花が美しい。お墓は以前参ったことのある南あわじ市真言宗のお寺「賢光寺」。dachs飼主はゆかりのある人が居ないので同行しただけとなった。お寺には「お百度石」ではなく、「千度石」があった。
 楽しみはその後に行った南あわじ市のホテルニューアワジでの昼食とお風呂。昼食はお肉と新鮮魚介で昼に飲む淡路ビールはとてもここち良い。
 ココは10年前7年前に泊まった宿でお風呂が気に入っている。潮崎温泉に属し、入った途端に、肌にまつわりつく泉質だ。先月行った鳴子の温泉『しんとろのゆ』と同じでメタ珪酸を多く含んでいるのではないだろうか。露天風呂からはすぐ目の前に鳴門海峡大橋が、遠くに四国も臨めた。
 以前、このホテルで本当にお客様に心底優しい当時30歳前後の女性に遭いたかったのだが、見かけなかった。愛子婆さんにも口先だけでなく、ほんとに優しく接してくれた。老スタッフ(たぶんホテルのコンシェルジュ)に依然泊まった時の感動をお話し、事情を聞いてみると「その方は私たちホテルマンの誇りでしたが、残念ながら数年前に西宮に移って40人以上のスタッフのリーダー指導をしています」とのこと。当時顧客対応の研究をしていたので、お風呂とともに、記憶に残る女性であった。彼女の名前は杉○綾○さんと聞いた。顧客サービスに関心のあるdachs飼主としては、探し出して、ぜひもう一度会いたいと思った。
 今夕はもうひとつ、楽しみがある。午後5時に明石駅前で旧友と待ち合わせることになっている。午後3時半になっており、淡路SAから高速バスを乗り継いでJR舞子駅まで行くのが正常ルートだが、親戚の人にお願いし、高速バス停の舞子駅で一時停止して降ろしてほしいと頼み込んだ。高速道路は本当はバス停付近は一般車駐停車禁止なのだが違法を覚悟で停めて貰った。夕刻明石に戻って中学時代の懐かしい親友と歓談し、旧交を温めることが出来た。スマホを胸ポケットに入れる件でT氏と意見の相違があり、少し気まずい雰囲気になった。

最終日 

 今日も暑い。朝食を取り、9時半にホテルを出たら既に日差しが強い。多分20℃を超えてるのではないだろうか。
 先ずは明石に墓参り。一昨日は大阪猪名川霊園、昨日は淡路島南あわじ市賢光寺霊園、今日は明石人丸山月照寺霊園の連続墓参となった。
 お墓は昨秋に参って以来だったので、花立てなども随分汚くなっていた。墓石を金たわしで磨き、草を抜くなど半時間ほどかけてキレイにした。
 その後ステーションデパートの寿司銘店『菊水』で名物の穴子づくし御膳を食べた。明石は、鯛や蛸以外あなごも絶品である。蒸し穴子、焼き穴子、押しずし、酢の物、何にしても美味いもの。穴子は奥が深い。ちなみに、夏に行った千葉県富津でも名物であり、あなごと呼ばず、”はかりめ”と呼ぶそうだ。富津ははかりめ丼が名物だ。
 食後、車で義母の姉夫妻が入っている須磨離宮(高倉の夢)に二人を見舞った。半年着てないと体力気力とも相当衰え、認知機能も思いの外進んできているようだった。1時間ほど見舞って、帰りは新幹線で16時10分発で新大阪から品川に向かい、新鎌ヶ谷駐車場に預けている車でラミエルを迎えに行って、無事自宅に到着した。慌ただしい旅でした。飛行機やバス電車など公共交通機関を使うと便利だが、スーツケースは嵩張るし、重いし、コインロッカーを使わねばならないなど車の旅の快適さを再認識できた。

かかった費用

 愛犬宿泊料金がラミエルだけでなったので2泊8000円から、5000円になったが新幹線が割合高額で、往復飛行機のほうがだいぶ安くなったと反省。


項目-(金額)-
食費15,634
交通費新幹線駐車料28,250
交通費飛行機21,780
墓供花お供え1,354
コインロッカー800
ペット宿泊5,000
お土産8,468
旅館料金11,900
上記合計93,186

関西墓参アルバム29枚

下の写真をスライドショーでも見られるミニアルバムをご用意しています。


JAL機ではWiFi体験できた

関西は日除けも美しい(阪急)

川西能勢電車

優先座席の表示が大きい

蒸し穴子の一本流れ

淡路に向かう

淡路SAに入る

観覧車がシンボル

明石海峡大橋が見える

5月は花が美しい

南あわじ真言宗の寺院

百度石でなく千度石

鳴門海峡大橋

淡路ビーフの牛丼

新鮮魚介和膳

淡路ビール

ホテルニューアワジ

鳴門大橋の模型

温泉前のプール

風力発電が盛ん

淡路ともお別れ

明石海峡を渡る

舞子バス停で途中下車

明石駅からやぐらを臨む

穴子和膳

あなごづくし
お疲れさまでした