高齢による腰痛

過去腰痛をたびたび経験していたが、左脚下腿側面に違和感があり受診すると腰椎軟骨(椎間板)すり減りによるものだと判明した。背骨(椎骨)の間にあるクッションの役目をする軟骨組織を椎間板と言う。

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これまでの経過

 腰痛を危惧しだしたのは、2011年秋頃で、62歳前後の時。原因は長時間座椅子に座って腰に負担がかかるのではないかと座椅子の使用も辞めた。背中を反って座るようなリクライニング椅子も良くない。
 それでも2018年頃(満70歳以降)よりは数か月に一度程度腰の後方に腰痛の自覚があったが、何日かすると自然回復していたので気にはなっていたが、その頃は何とかなるものだと思っていた。ただ、腰の位置が脚の位置と同じか低い場合、自然と腰が丸まり、腰に負担がかかりやすい姿勢になる。dachs飼主の場合は足を和テーブルの端に乗せて読書やテレビを見るときがある。ふんぞり返った姿勢で椅子に座ると、この姿勢も同様に腰に負担をかける。

左足が痛い重い辛い

 2024年4月に入って早々に、左脚に違和感を感じるようになった。それでもテニスに参加して、前後左右上下に歩き奔りジャンプしたりして動き回っても問題が無かった。https://www.dachsjp.com/SYUMI/M1HTENIS.htm地域のテニスクラブに入ったのは2010年3月なので、もう14年以上も楽しませている。dachs飼主自身だけでなく皆からも「いつも健康」とい言い、言われてきたが、あと2か月もすれば喜寿を迎えるdachs飼主としてはものすごく残念だ・・・
 これは大変だ―と気づいたのは、4月も半ばになってからだった。左足の膝から下の外側方向で歩くたびに痛みが走った。痛みの種類や程度は

左足の下腿部にツーンと一本筋を張ったようになる(重い痛みだが我慢できないほどでない)
上向きに寝るとジンジンするので横を向いて痛さを抑える
しびれたような痛さ
 2024年4月18日近くの印西総合病院初診で整形外科に伺う。上記症状と普段の生活状況をDrに話を入れると、多分それだけで分かったのだろう、つま先立ち、踵立ちの様子を診た後、まずはレントゲン撮影にとのご案内。 レントゲンは腰と左足下腿部を縦横各2枚取って貰った。つま先立ちや片足立ちが問題なくできたことを確認後、Drよりは「左足下腿部は問題が無い。背骨の5本の腰骨の軟骨(椎間板)で、4本目が擦り切れ気味、5本目が相当すり減っている。これが原因で左脚に向かう神経根が圧迫された支障だ」との宣告を受けた。さらに、今後の方法には3つあり
リハビリテーション
筋肉の緊張をとるためのストレッチやマッサージ、病気により衰えた筋力を回復させ身体機能を高める
痛み止め
消炎鎮痛薬、末梢神経障害治療薬、神経障害性疼痛治療薬、漢方薬などの内服薬や貼付剤で、痛みやしびれの軽減を図る
MRI撮影
筋肉神経をさらに詳細に撮影診断する

消炎鎮痛剤の処方箋

 以前2人の友人から足のこむら反りでつったような際に貰った薬が効いたような気がして2個目の痛み止めとして和漢薬「ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用)」を2週間分処方してもらい薬局で購入してきた。(24/04/22)
 消炎鎮痛に加え、頻尿、多尿などの改善にも効くそうなので和漢薬「ツムラ八味地黄丸エキス顆粒(医療用)」を2週間分処方してもらった 今は消炎鎮痛するほどの痛みではないので服用しない。夜間頻尿予防に使えるかもしれない(24/05/14)

素人考察(2024/04/19現在)

 医療科学は殆どわからないのでいつもどおり、Web検索で以下の通り推察(判断)してみたが、結果はとても暗い。
 Drの言う通り、腰骨の病気が左足下腿部側面の痛みやしびれを誘発している可能性が高い。腰椎の病気には、代表的なものは腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などがあるが、それについてはMRI検査をしてみなければわからない。(いまのところ、第5腰椎神経の障害を疑っている)
 腰骨は背筋を伸ばしたり後ろに反らしたりすることで神経の圧迫が強くなり、前かがみになると神経の圧迫が軽減する特性により、背筋を伸ばし後ろに反らした状態で腰に痛みやしびれが現れるそうだが、そこまで症状は進んでいないようで、しびれはいまのところ、左足下腿部側面だけになっている。
 腰の部分の神経は、束になった部分から一対ずつ左右に出てきます。その基部が神経根です。それぞれの神経がカバーする領域は大体決まっていて、下図に示す部分です。ピンク部分が問題なので、L5神経が障害のもとになっている。
 テニ友のWさんはdachs飼主と同様坐骨神経痛になって痛みやしびれがでた。テニスをしばらく休んでリハビリ数回実施後、自分で筋肉ストレッチなどを行って半年ほどかけて、今は落ち着いているそうだ。
 また、Uさんはdachs飼主と同年代で坐骨神経痛になり、500mほど歩くと、休まないと次に進めない「間歇性跛行」で数年を経た現在も苦しまれているそうだ。いずれにしても椎間板を改善する手術をしない限りは完全に治りはしない。
 また、患部への神経を遮断する神経根ブロックという方法も考えられる。神経根ブロックとは背骨の神経の根元にある神経根に麻酔薬を注射し、痛みを和らげる注射である。

その後のメモ

24/04/20 起床後に痛い
起床して10分程度は歩くと左足痛みがかなり強くて痛い
24/04/22 消炎鎮痛薬の長期服用は問題あり
テニ友N氏から情報を得た下肢神経痛に効くという第3類医薬品ビタミンサプリ「コ●グルコ●1」は副作用などあるため、入手を断念
いろいろな状況からdachs飼主の病状は腰部脊椎管狭窄症による坐骨神経痛と推測
芍薬甘草湯の長期服用は問題あり 18日夕〜22日昼まで4日間1日3回連日服用していたが、一旦辞めて、痛くて我慢できない時だけ服用にしたい
24/04/25 W女性もかかったことあるそうだ
テニ友Wさんも以前坐骨神経痛になって、回復までに半年前後かかったとのこと。彼女は腰からくる膝の神経痛がメインだったが、Drからは「筋肉を付けろ」、リハビリ理学療法士からは家でもできる「スクワット」などの足腰を柔軟強化する体操を教えて貰って、家で実践したそうだ。DrからWさんへは「治るまでテニスはしないように」と言われたそうだが、dachs飼主は平日ほぼ毎日2時間の心身リラックスタイムがなくなるのはつらいので無理しない程度で続けてゆくつもりだ。
24/04/30 起床時の左足痛み
起床時に左足神経が痛むが、椅子に座って右尻体重にして、左尻を浮かせると痛みは減少した。左尻から足にかけての総腓骨神経が張っているのが原因と思われ、お尻の張りを弛ませると良いかも
24/05/02  リハビリ受ける
体が硬いのは良くないので筋トレより準備体操やストレッチをして体をほぐすのがより症状が改善できる。痛みの改善ストレッチを2種教えて貰った。一つは猫のポーズだがもう一つはわからない
痛みの改善ストレッチを2種教えて貰った。一つは猫のポーズだがもう一つはわからない。普段は2つのストレッチ(腰と脚に関わる狭窄症対策)を行うのが良い
整体40分のおかげか以降痛みは改善しているようだ
24/05/14  MRI検査実施
腰椎2の椎間板が神経を圧迫しているのが原因と判明
思いのほか軽傷だが、リハビリを続けた方が良い
24/05/27 06/14  リハビリ3、4回目
3回目は別療法士Tさん、最後にいつものMさんに施術を受ける
最近痛みは全くないので、今回で最後とする

 最後のリハビリで、猫のポーズが坐骨神経痛の緩和にはベターだと推奨された。日頃の心得としては運動の前には準備体操、ストレッチなどをこまめに行う。但し、dachs飼主の習慣で生来準備運動や柔軟体操はとっても苦手なので、ジムのスーパー銭湯で足腰胸などをストレッチすることを心掛けることにした。ストレッチの代わりにお尻にボールを敷いてぐりぐりするのもお尻の筋肉を柔らかくするので下肢にも良い影響があるそうだ。
 また余談だが、テニス肘は上腕骨外側上顆炎が正式名称で、改善法はテーブルの上に腕を載せた状態で手首を曲げ伸ばしするのが良いと教えて貰った。